まっすーは、去年の10月中旬~今年の1月中旬まで中国広東省の珠海市と言う場所に約3ヶ月間滞在していました。滞在していた期間は短いながらも色々と思ったことを書いていこうと思います。因みに写真は珠海市とマカオの国境の拱北口岸と言う場所で、毎日多くの人がこの地を出入りしています。
珠海市とは平たく言ってしまえば、マカオの国境から徒歩約30分、香港からフェリーで約1時間で行けるアクセスの良い中国広東省の市です。中国は一国二制度と言い、マカオと香港と大陸本土でそれぞれ通貨や法律が異なるため、マカオと香港はそれぞれ、一応中華人民共和国の一部ではあるものの事実上独立国家みたいな扱いになっています。そのため、マカオや香港に行くためには入国審査が必要です。実際マカオや香港に行くと、同じ中国なのかと思う程そのギャップに驚いたりすることもあります。
珠海市は中国に5ヶ所に点在する経済特区の1つに数えられます。経済特区とは、経済発展のために法的、行政的に特別な地位を与えられている地域を指します。マカオや香港からアクセスが良いということもあり、沢山の人が観光や仕事で来るため、数ある中国のエリアでもどんどん発展していっています。現に沢山のビルが建設ラッシュとなっており、初めて来た2年前と比べると物乞いみたいな人も減り、街自体徐々に綺麗になってきています。ディスコ(日本の踊るクラブを指す)街もあり、若者の活気で溢れているのも伝わってきます。気候は年間を通じて温暖で、11月下旬位までは半袖半ズボンでも過ごせるくらい温かいです。冬は少しだけ寒いですが日本程ではありません。
結論から言うと都心部はあまり安くありません。ピンキリです。例えば、外国製品の水ですと日本で買うより高く、500mℓで2016年3月現在のレートで200円以上平気でします。しかし、中国製の水はスーパーで1.5ℓ40円未満ので買えたりと、贅沢をせずに生活費を安く済ませようと思ったら日本より安く生活出来ます。2016年3月現在は1元17円くらいですが、僕が滞在していた時期は最も高く1元20円くらいでした。5,6年前は1元12円くらいの時代もありましたから、物価が高く感じるのは、日本円の価値が下がり中国円の価値が上がっているというのが大きいでしょう。マックやケンタッキーなど大手ファーストフードの値段も日本で食べるのとあまり相違なかったように思います。ただ、電車は驚異的な安さで30分以上乗っていても200円しなかったような記憶があります。珠海市のメータータクシーは通常初乗り10元でした。
「北京料理、上海料理、四川料理、広東料理、湖南料理」など地方ごとに美味しい料理が沢山あります。ただ、基本的に中華料理は油を大量に使うので、慣れていない内は太りやすくなると思うのでご注意下さい(泣)中華料理は八角やパクチーなど少し癖のある香辛料が入っているものが多々あるので、好き嫌いは分かれるかもしれません。地元の中華みたいな所で食事すると最初の方はお腹を壊したりすることもあります。慣れたら大丈夫なのでご安心下さい(笑)しかし、都心部ではファーストフードやレストランチェーンが増えてきているので、中華料理が苦手な人でも何とかなります。僕は飯代を安く済まそうと思って快餐と言う宅配弁当サービスを利用していました。12,3元くらいで、大盛ご飯&おかずがタッパーに入っているものを送料込みで自宅まで送ってくれるので、けっこうお得でした。一般的な中国人はこのサービスをよく利用します。あと、中国人の間では夜食文化があるため、深夜まで営業している飲食店が沢山あります。深夜に食べる中華って美味しくて案外次から次に手が出ます…。本当にダイエットをしている世の中の女性みんなの敵です(泣)
皆さんご周知の通り汚いです。特にトイレは本当に最悪。あと、みんな何処でも平気でタバコを吸います。しかし、住めば天国と言うのはこのことで、喫煙している方ならポイ捨てしたりしても、わりと当たり前のこと(場所にはよりますが)なので誰も冷たい目線で見てこず、意外と過ごしやい一面もあるかと思います。いいか悪いかは別として…(泣)でも郷に入ったら郷に従えともいいますからね(笑)もちろん中国でもビル街など掃除が行き届いている場所もあります。近年は街中にゴミ箱が設置されている場所も増えているため、確実に綺麗になってきてはいます。
殆どのタクシーに英語が通じないので、会話が出来ないとと乗せてくれなかったりすることもあります。なので中国語がわからない内は、事前に素早く行き先をスマホで見せたりするようにしましょう。メーターではなく言い値の個人タクシーも未だに多く、外国人相手にぼったく場合もあるので、事前にその土地のタクシー代の相場を調べて下さい。信号は基本的に意味を成しません。歩行者信号が赤でも車が近くにいなかったら皆渡ります。むしろ来てても無理矢理渡る人もいます。それどころか、人が横断歩道を渡っていても突っ込んでくる車も沢山あります。なので日本に帰って車が来てないのに、歩行者信号を守るのがアホらしくなります(笑)都心部では夕方など混む時間にメーターのタクシーを捕まえるのは難しいです。しかし、都心部は電車が普及しているので、安くて移動に便利。
日本人みたいな建前で会話することは少なく、割と本音でトークをすることが多いです。そのため口論になることもしばしばありますが、お互い言いたいことを言った後は案外ケロッとしたりしてあっさりしてる部分もあります。みんなけっこう気さくに話しかけてきてくれたりしますが、日本人と比べると大ざっぱな面もあるかなと思います。しかし、裏を返していえば、細かいことを気にしない性格(と言うか大陸の中国人の風習みたいなものかな?)の人が多い感じがするので、付き合いやすいっちゃ付き合いやすい面もあると思います。あと、年配の人になればなるほど、一緒に食事をすると皆自分が奢りたがる風習があります(笑)
サービスは悪いです。店員が融通を利かせてくれたりすることは少なく(もちろん皆そうではありませんが)、自分から積極的に動く必要があります。特に銀行員の対応がとても遅いのでイライラした記憶があります。地元の中華みたいな所で食事すると、料理や食器をドンって置かれたりして、慣れてないうちはそれにムカッとする人もいるかもしれません。そのため、日本的なサービスを求めない方がいいです。ただ、値段相応のレストランやホテルに行くとそれなりの質のサービスを受けれます。
さて、男性の皆さんが気になるのがここだと思います(笑)紳士的な行動が出来る人はやはり好かれます。あと、男らしくて一途な人がともかくモテます。些細なことを気にしない大柄な人が人気があります。女性は一途な男性が好きですから、どれだけ愛してくれるかと言う気持ちをうまく伝えられる男性はポイントが高いかと。世界でも同じこと言えることなのでしょうが(笑)ルックス的には清潔感があって短髪でガッチリしてる感じの人です。ロン毛で中世的な感じのホストみたいなのはNG。髭も基本的にはNG。イメージ的には照英とかかな?まぁルックスについては結局人ぞれぞれですけどね。若い子の間では、日本と同じように美形でファッショナブルな韓国のアイドルグループとかも人気あります。
ずばり日本と全然違います。ベースの顔だちは日本人とあまりかわらないと思うのですが、中国人か日本人か一瞬で区別がつくのはファッションセンスの違いによるのが大きいでしょう(笑)ただ、香港や台湾の中国人は比較的日本のファッションに近いものを感じます。大陸の中国人のファッションは日本人的な感覚からすると極端なイメージがあります。例えば、女性は普段はすっぴんが多く赤やピンクみたいな派手なカラーリングをしている人もけっこう見受けられました。若い男性の間ではサイドと後ろを刈り上げたオールバックみたいな髪型などが流行ってます。派手な柄のものが多く、全身同一傾向色でまとめられたファッションも多いような気がします。逆に日本の大学生みたいな感じのファッションはあまり見かけませんでした。
法律は厳しいみたいです。麻薬の取り締まりなどに力を入れており、日本人でも麻薬関係で死刑になった人がいるとか。しかし、日常生活する上では何ら支障はありません。あと、公安(中国の警察)が近年風俗の取り締まりを厳しくしているため、以前のように派手にエッチなことは期待出来ないと思って下さい(泣)
大規模なディスコが増えてきており、香港の深圳市の羅湖や南山にあったディスコは名古屋の住吉よりスケールがデカかい感じでした。中国人はお酒が大好きなので、一緒に行くと大小などのサイコロゲームで盛り上がります。ゲームで負けたら、ブランデーをショットで一気したりしたのでけっこう大変でした。風俗面は、数年前まで店内でエッチなサービスをし、女の子の斡旋をしている店がけっこうあったようですが、今は表立ってやると公安がすぐ取り締まるため、ひっそりとやっている所が多いです。立ちんぼは場所によっては未だにけっこう居ますが、美人局をしてくる可能性もあるのでご注意下さい。また、場所によっては公安がホテルの前に立っているので、よく中国に出入りする日本人は目を付けられ、僕の知り合いは深夜に公安が勝手に鍵を開けて部屋の調査をしに来たことがあるみたいです。そこで女の子と一緒に寝てたら危うく御用で、何日か中国で拘留されることもあるみたいです。実際何人かの日本人が同罪で拘留されたと言う噂を耳にしまました。
中国は広いので場所によると思います。しかし少なくとも都心部では、犯罪に合う確率は低いと思います。他の東南アジアの国々に比べると、都心部にはスリの常習犯であるストリートチルドレンを見かけないので、用心していればスリや引ったくりの被害には合いにくいはずです。